解決事例

判決を得た裁判例

判決を得た裁判例⑧

犬の疾病に関して、対処療法の一環として、動物病院にて行った薬剤の処方・分包過程においてミスがあり、当該薬剤を服用した直後に犬が死亡した事案につき、原告からは、動物病院の薬剤の処方・分包過程におけるミス等が原因となり、犬が死亡したとして損害賠償を請求された。 これに対して、薬剤に係る処置につき一定の注意義務違反は認められるが、許容量は超えていないなどの理由から犬の死亡との因果関係は否定され、原告の適切な医療を受ける期待権を侵害するにすぎないものとして、非常に低額の損害が認容されるにとどまった事案。