解決事例

交渉等により解決した事例

広告料請求をブロックした事例

事案の概要

 動物病院を経営する獣医師より、不当な広告料請求を受けて困っている旨、ご相談がありました。
 当該病院では、ある広告会社の求人サイトに求人広告を出していました。無料期間があったので、試しに掲載したところ、突然、広告会社から高額な広告料の請求書が送られてきました。求人に対する応募もなかったので、獣医師は掲載をやめたいと考えいたところ、掲載取りやめの通知をする前に広告料の請求書が送られてきたため、「無料だと思っていたのになぜ」というように、状況もよくわからず、ご相談にいらっしゃいました。

結論

 当事務所にてお話をお聞きし、当初の申込書などを一緒に確認したところ、期限までに獣医師側から解除通知がなされない場合は、自動的に有料プランに移行する内容となっていることが分かりました。
 この内容や諸事情を踏まえ、当事務所にて対応した結果、広告会社からの請求はなくなり、終了となりました。

 最近、求人広告に関するトラブルのお問い合わせが増えております。
 お困りの状況は様々ですが、本件のように無料期間だけ掲載しようと思って申し込んだ結果、いつの間にか無料期間が過ぎて、有料期間に移行しており、高額な広告料が請求されてびっくりされるというようなケースが多いです。

 広告会社によっては、有料期間に自動的に移行する説明を口頭では明確せず、申込書に小さな文字で記載しているだけというような場合もあります。
 そのため、求人広告掲載の申し込みをする際には、申込書をよくご確認の上、無料期間がある場合はその期間の終期を意識して、必要な判断・手続きをとるということを心がけていただけると良いかと思います。

 また、書類内容や状況によっては、広告料請求をブロックできる場合もありますので、一度ご相談いただければと思います。